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手軽に出来るお菓子

12/02/21

●イチゴのミルフィーユ

ヒラヒラとはがれてくるパイ皮の軽さと、3層のパイに挟まれたかスタードクリームのなめらかさが絶妙のコンビネーションのミルフィーユ。ミルフューユ(より正確には「ミルフィユ」)とは、フランス語で「千枚の葉」を意味します。幾重にも枯葉を重ねたような繊細な層は、バターを包んだ生地を折り込むことで作られます。
この折パイの生地をいちから手作りするのは大変ですので、市販のパイシートを使って手軽に作りましょう。中にはさむカスタードクリームも電子レンジを使えば超簡単です。

☆作り方のポイント
・焼いたときに生地がふくらまないように、全面に空気の穴をあけておきます。
・牛乳はぬるいぐらいに温めておくと馴染みやすいです。
・電子レンジでカスタードクリームを作るとき、加熱むらを防ぐために2度にわけて加熱します。最初はラップをし、途中で全体をかき混ぜ、次はラップなしで再度加熱します。

◎材料(5個分……市販のパイシート1枚分)
・市販のパイシート……1枚(20cm×20cm)
・イチゴ……40粒程度

*カスタードクリーム
・卵黄……3個分
・グラニュー糖……80g
・牛乳……11/2カップ
・バニラエッセンス……少々
・薄力粉……大さじ3強

・サラダ油……少々
・粉砂糖(仕上げ用)……少々

◎下ごしらえ
・イチゴはへたを除いて縦半分に切ります。
・牛乳をぬるい程度に温めておきます。

◎作り方
*パイ皮を用意します。
1.天板に薄く油を塗り、パイシートをのせて全面にフォークで穴をあけます。
2.1を220度のオーブンに入れ、うっすらと色づき、浮き上がってくるまで約10分焼きます。
3.2は熱いうちに取り出し、網の上で冷まします。

*電子レンジを使ってカスタードクリームを作ります。
4.耐熱容器に割りほぐした卵、グラニュー糖、ふるった小麦粉を入れてよく混ぜます。
5.温めた牛乳を4に少しずつ入れて溶き延ばし、バニラエッセンスを加えてさらに混ぜます。
6.5にラップをふんわりとかけ、電子レンジで約4分加熱します。
7.レンジから取り出し、全体をよく混ぜなめらかにします。
8.今度はラップをしないで、約2分電子レンジで加熱します。
9.泡だて器でよく混ぜます。

*仕上げ
10.3で冷ましたパイシートを横に3つに切り分け、3枚をひと重ねにして間にカスタードクリームとイチゴを挟みます。
11.4cm幅に切り(5等分)、粉砂糖をふって出来上がり!
包丁はよく切れるもので、刃先を向こう側にいれ、一気にスパッとおろして切ることが大切!

●桜もち

桜の若葉の塩漬けでくるんだ桜もち。甘さとしょっぱさが絶妙のコンビネーションの春の和菓子です。桜の葉の塩漬けの方法もご紹介します。

☆作り方のポイント
・塩漬けの桜の葉はうすい塩水に1時間ほどつけて塩抜きします。
・桜の葉で包むときは、葉の表側を内側にします。
・焼く前に食紅で淡くピンクにタネを染めてもいいですね。

◎材料(20個分)
・薄力小麦粉……100g
・白玉粉……70g
・砂糖……60g
・水……11/2カップ
・こしあん……400g
・桜の葉の塩漬け……20枚
〈*桜の葉の塩漬け……手作り方法は下記参照〉

◎下ごしらえ
・塩漬けの桜の葉はうすい塩水に1時間ほどつけて塩抜きし、水気をふき取っておきます。
・小麦粉と砂糖は合わせてふるっておきます。
・こしあんは20等分してそれぞれ俵型にします。

◎作り方
1.ボウルに白玉粉を入れ、分量の水を少しずつ加えて溶かします。
2.別のボウルに小麦粉と砂糖を入れ、そこに1の白玉粉を入れてなめらかになるまで混ぜます。
3.フライパンを熱し、中火の弱にして、油をしみこませたキッチンペーパーでふき、2のタネを1枚につき玉じゃくしに1/4くらいずつ流しいれて焼きます。
4.表面が乾いて透き通ってきたら裏返し、乾かす程度にさっと焼きます。
5.下ごしらえしておいたあんを、4の皮の手前において巻き、取り出します。
6.桜の葉の表を内側にして包みます。

〈*参照 桜の葉の塩漬け……手作り方法〉
1.水1カップにつき塩60gの濃いめの食塩水(30パーセント)を用意します。
2.桜の若葉を15枚ずつまとめて軸を糸で縛ります。
3.2をさっと熱湯に通し、1の食塩水に浸し、皿などをのせて重石をします。
*10日ほどたつと香りが出てきて完成です。熱湯消毒した瓶に入れて密封し、冷蔵庫で保存します。

●グラビデス(アーモンドクッキー)

西欧の国々では、クリスマスが近づくとその国ならではのお菓子を作ります。フランスのビュッシュ ド・ノエル(薪形のケーキ)は有名ですよね。イギリスではプディング、イタリアではパネトーネ、そしてドイツとオーストリアではどこもかしこもフルーツとスパイスの香りをプンプンさせるシュトーレンでいっぱいです。
ギリシアの伝統的なクリスマスのお菓子は、真っ白なアーモンドクッキー「グラビデス」です。アーモンドをたっぷり入れた生地を手で丸めただけの、ぽってりとした素朴なクッキーです。ギリシアのクリスマスには、まるで粉砂糖のなかに埋もれているかのように真っ白な山に積み上げられたグラビエデスがここかしこに登場します。

☆作り方のポイント
・アーモンドを刻むときに下に半紙を敷いておくとあとで集めやすいです。
・ギリシアでは、アーモンド以外にも、くるみ、ピスタチオなどでも作られます。

◎材料(15個分)
・薄力粉……200g
・無塩バター……100g
・砂糖……50g
・卵黄……1個分
・アーモンド……50g
・ブランデー……大さじ1
・バニラエッセンス……少々

・粉砂糖(仕上げ用)……適宜

◎下ごしらえ
・アーモンドは、160度のオーブンで15分ほどローストすると香ばしさが増します。ローストしたら、粗くみじん切りにします。
・薄力粉はふるっておきます。

◎作り方
1.ボウルにバターと砂糖を入れて、白っぽくなるまで泡だて器でよくすり混ぜます。
2.1のボウルに溶くほぐした卵黄を少しずつ加えながらよく混ぜ、ブランデー、バニラエッセンス、みじん切りにしたアーモンドを加え、よく混ぜます。
3.2にふるった薄力粉を2〜3回に分けて加え、全体に混ざったら、手でひとつにまとめてラップに包み、冷蔵庫で1時間ほど休ませます。
4.3を1cm程度の厚さに延ばして15等分します。ひとつずつ丸め、手のひらで押しつぶします。
5.天板にオーブンシートを敷き、180度に熱したオーブンで約20分焼きます。
*オーブントースターを用いるときはアルミホイルをかぶせて時間を少なくします。
6.粗熱が取れたら、ビニール袋に粉砂糖を入れたなかに入れ、全体にまんべんなく粉をまぶしつけます。

●ヨーグルト風味のチーズケーキ

プレーンヨーグルトとカッテージチーズをつかったヘルシーなチーズケーキ。カルシウムとたんぱく質が豊富ですから、成長期のお子様にも、ダイエット中の女性にも是非、召し上がっていただきたいデザートです。レモンの香りがさわやかです。

☆作り方のポイント
・ヨーグルトは2/3量になるまでを目安にしっかりと水気をきって使います。
・カッテージチーズはクリームタイプのものが扱いやすいでしょう。
・リング型は水でぬらしておくとあとで取り出しやすいです。
・粉ゼラチンをしとらせる水(大さじ3)を白ワインにかえると大人の味になります。お好みでどうぞ!

◎材料(15cmリング型)
・カッテージチーズ(クリームタイプ)……150g
・プレーンヨーグルト……1カップ
・牛乳……3/4カップ
・砂糖……40g
・粉ゼラチン……大さじ1
・レモン汁……大さじ1

・生クリーム……カップ1/2
・砂糖……大さじ1/2

◎下ごしらえ
1.布きんを敷いたざるにプレーンヨーグルトを入れ、約30分おいて自然に水気をきり、2/3量程度にします。
2.粉ゼラチンを大さじ3の水でしとらせます。

◎作り方
1.鍋に牛乳と砂糖を入れてぬるい程度に温め、しとらせた粉ゼラチンを加えて弱火で煮溶かします。
2.ボウルに1と、カッテージチーズ、水気をきったヨーグルトを加えてなめらかになるまで混ぜ、ボウルの底に氷水をはって冷やします。
3.水気と油気のない別のボウルに生クリームを入れてとろりとするまで泡立ててから、砂糖大さじ1/2を加え、ぽったりするまで泡立てます(七分立て メレンゲ)。
4.2がとろりとするくらいに固まってきたら、3のメレンゲとレモン汁を加えてさっくりと混ぜ、水でぬらしておいたリング型に流し込みます。
5.冷蔵庫で30〜40分冷やして固めます。
6.リング型をぬるま湯につけてから、皿をかぶせて引っくり返し、型から出します。
*お好みで、ミントの葉を飾ったり、ジャムソース(ジャムに少々の水を加えて煮て、ゆるくする)を添えて召し上がれ!

●お祝い紅白ワインゼリー

お祝いの席にピッタリの紅白のワインゼリーです。赤は赤ワインで、白は淡雪のようにわふわふとした卵白でゼリー寄せにしました。クリスマスやお正月に是非、手作りしてみてください。

☆作り方のポイント
・流し缶はあらかじめ水でぬらしておくとあとで取り出しやすいです。
・赤ワインゼリーが固まりかけた頃に淡雪ゼリーを作りはじめるとちょうどいいタイミングです。

◎材料(1回の適量)
*ワインゼリー
・粉ゼラチン……10g
・水……1/2カップ
・砂糖……1カップ(120g)
・赤ワイン……1カップ

*卵白ゼリー
・粉ゼラチン……5g
・水……大さじ3
・卵白……1個分
・砂糖……1/2カップ(60g)
・レモン汁……大さじ1

◎作り方
*赤ワインゼリーから作ります。
1.耐熱容器で、水1/2に粉ゼラチンをふり入れて5分おいてしとらせ、電子レンジで約1分30秒加熱して溶かします。
2.1が熱いうちに砂糖を入れ、砂糖を完全に溶かしてから赤ワインを加えます。
3.水でぬらした流し缶に2の液を流しいれ、表面の泡を箸で消して冷蔵庫で冷やし固めます。
*赤ワインゼリーがやや固まりはじめたら淡雪ゼリーを作りはじめます。
4.耐熱容器で、水大さじ3に粉ゼラチンをふり入れて5分おいてしとらせ、電子レンジで約1分加熱して溶かします。
5.水気や油気のないボウルに卵白を入れ、とろりとするくらいになったら砂糖を入れ、さらに泡立て、ピンと角が立つくらいにしっかりと泡立てます(メレンゲ)。
6.5のメレンゲに4のゼラチン液とレモン汁を加えて混ぜ、3の上に平らに流し、冷蔵庫で冷やし固めます。
7.型から出して切り分けて召し上がれ!

●ブラウニー

アメリカの伝統的なチョコレートケーキです。ナッツが香ばしい、しっとりとした口当たりのクッキーのようなお菓子です。

☆作り方のポイント
・ナッツは、ペカンナッツやくるみがおいしいですが、ラム酒でしとらせたレーズンや杏などでもまた違った風味でおいしいです。ゴマもOK!……軽くローストしてから使うと香ばしい。
・卵に砂糖を加えたら、全体が白っぽくなるまでよく泡立てます。
・粉を加えたらあまり練らないこと。
・角型がなくても、20cm四方の箱型を紙で手作りしても大丈夫です。紙は2枚重ねがいいでしょう。

◎材料(20cm×20cmの角型1台分)
・薄力粉……50g
・ココアパウダー……10g
・ベーキングパウダー……小さじ1/2
・板チョコ……100g
・無塩バター……80g
・砂糖……80g
・塩……ひとつまみ
・ペカンナッツ、クルミなど……80g

◎下ごしらえ
1.粉類(薄力粉、ココアパウダー、ベーキングパウダー)を合わせてからふるいにかけます。
2.ナッツ類……粗く刻みます。(紙の上で切るとあとで集めやすいです)
3.ボウルにチョコレートを細かく刻んで入れ、バターを合わせて湯せん〈*参照 ミニ辞典〉にかけます。
〈*参照 ミニ辞典 湯せん〉
鍋に熱湯を沸かしたなかに、一回り小さな鍋やボウルを入れてそのなかで素材を調理する方法。
4.型の底にオーブンシートを敷きます。

◎作り方
1.卵を割りほぐし、砂糖と塩を加えて全体が白っぽくなるまでよく泡立てます。
2.湯せんにかけたチョコレートとバターを加えて混ぜます。
3.ふるった粉類を2に入れ、さっくりと混ぜます。
4.刻んだナッツ類を加えます。
5.型に生地を流しいれ、表面を平らにします。
6.180度のオーブンで約20分焼きます。
7.焼きあがったら、オーブンシートごと取出し、冷めてから切ります。
*オーブントースターを用いるときはアルミホイルをかぶせて時間を少なくします。

●カッテージチーズのパンケーキ

チーズを脂肪分の少ないカッテージチーズにすることでカロリーを大幅にダウンできるのです! たんぱく質豊富なチーズはダイエット中でも積極的に摂りたいですね。バターで焼くと香ばしいのですが、焦げやすく、またカロリーもアップしてしまいますので要注意!

☆作り方のポイント
・ホットケーキミックスを利用して手軽に作ります。
・レーズンにラム酒を少々ふりかけてから用いると、大人の香りです。
・焼くときに火力が強いと外だけ焦げて、なかは生焼けになってしまいます。
・薄めに焼いてハムやレタス、トマトなどを挟んでいただくと、栄養バランスの取れた朝食になります。ブランチにも良いですね。

◎材料(4人分)
・市販のホットケーキミックス……200g
・卵……1個
・牛乳……カップ1弱
・レーズン……大さじ2
・サラダ油またはバター……適宜

・はちみつ、ジャム(お好み)……適宜

◎作り方
1.ホットケーキミックス、卵、牛乳をすべて入れてよく混ぜ合わせます。
2.カッテージチーズとレーズンを加えて、さっくりと混ぜ合わせます。
3.フライパンにサラダ油またはバターを塗り、玉じゃくし1杯ずつを目安に一枚ずつ焼きます。
*熱々にはちみつやジャムを添えて召し上がれ!

●カボチャプリン

カボチャの自然の甘みを生かしたプリンです。カボチャにはホクホクした口当たりの「西洋カボチャ」と、しっとりとした「日本カボチャ」があります。お菓子には、甘みの強い西洋カボチャのほうが合います。市販の冷凍カボチャを電子レンジでチンして、裏ごししてもおいしくできます。気軽に作ってみてはどうでしょう。

☆作り方のポイント
・カボチャは蒸し器で柔らかくしてももちろんOK!ですが、電子レンジで加熱したほうが簡単です。
・カボチャは熱いうちに裏ごしします。
・牛乳はぬるめに温めておくと卵黄とよく馴染みます。
・卵白はしっかりとあわ立てることで、仕上がりがよりふんわりとします。

◎材料(プリン型6個分)
・カボチャ……300g(約1/4個)
・砂糖……大さじ4
・卵……2個分
・牛乳……大さじ4
・バニラエッセンス……少々
・シナモン……少々
・バター……小さじ11/2

◎下ごしらえ
・カボチャは種を除き、皮をむいて一口大に切ったあと、さっと水をくぐらせてラップに包み、電子レンジ4分加熱します。熱いうちに裏ごしておきます。
・卵を卵黄と卵白にわけます。
・牛乳をぬるめに温めておきます。

◎作り方
1.裏ごししたカボチャに砂糖大さじ3、卵黄、牛乳、バニラエッセンス、シナモンを加えてよく混ぜます。
2.卵白をとろりとするまであわ立てたら、残りの砂糖大さじ1を入れ、さらにしっかりと角がピンと立つまで泡立てます。
3.1に2をサックリと混ぜ合わせます。
4.プリン型にバターを薄くぬり、3を入れて蒸し器で、中火で20〜25分蒸します。

*熱々でも、または冷やしてもおいしくいただけます!

●ババロア

「ババロア(バヴァロワ)」は、フランス語で「バイエルンの」を意味します。ドイツのバイエルン王のためにフランス人シェフが考案した、プディング状の洋菓子です。
ふやかしたゼラチンに卵黄をあわ立てたものと、生クリームを加えて作ります。

☆作り方のポイント
・粉ゼラチンを溶かすとき、水の代わりに白ワインを用いると大人の香りです。
・卵黄はよくあわ立てます。
・型は水でぬらしておくと取り出すときに便利です。

◎材料(シャルロット型1個分……プリン型に小分けしてもOK)
・牛乳……400cc
・砂糖……100g
・粉ゼラチン……16g
・生クリーム……200cc
・ホワイトキュラソー……大さじ2
・バニラエッセンス……少々

*ソース
・ジャム(ラズベリー、ブルーベリー、ストロベリーなど)


◎作り方
1.牛乳を温め、砂糖を入れて煮とかします。
2.粉ゼラチンを大さじ4強の水でふやかして2も加え、余熱で煮溶かします。3.卵黄をよくかき混ぜてあわ立て、2の鍋に混ぜ合わせて、一度こします。
4.大き目のボウルに氷水を入れ、3の鍋の底を氷にあてながら混ぜ、とろみをつけます。
5.4と同様に、生クリームも底に氷水をあてながら7分立てにし、4と同じくらいのとろみがついたら合わせ、ホワイトキュラソー、バニラエッセンスを加えます。
6.水でぬらした型に5を流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
7.ジャムに少量の水を加えて、鍋で温めながら延ばし、ソースを作ります。型から出したババロアに添えて召し上がれ!

●キャロットケーキ

ニンジン嫌いのお子さんを「ニンジン大好きっ子」に変身させてしまうケーキです。すりおろしたニンジンのほのかなオレンジ色が美しい素朴なケーキです。

☆作り方のポイント
・バターをクリーム状によく練り、砂糖を加えたら、白くもったりするくらいにかきまぜましょう。
・メレンゲは硬く泡立てます。
・オーブントースターを用いるときはアルミホイルをかぶせて時間を少なくします。
・角型がなくても大丈夫! 20cm四方の箱型になるように2枚重ねた紙の4隅をホッチキスで留めて作ればいいですよ。

◎材料(20cm角の角型1個分)
・バター……80g
・粉砂糖……120g
・卵……3個
・ニンジン……200g(中1〜11/2本)
・アーモンドプードル……80g
・卵白……3個分
・砂糖……40g
・小麦粉……160g
・ベーキングパウダー……小さじ1

◎下ごしらえ
・ニンジン……すりおろします。
・小麦粉とベーキングパウダーをあわせてふるいにかけます。

◎作り方
1.バターをクリーム状に練り、粉砂糖を2〜3回にわけて加え、白くもったりするまでかき混ぜます。
2.卵を割りほぐし、1に少しずつ加えて混ぜます。
3.2にすりおろしたニンジン、アーモンドプードルを加えます。
4.卵白をしっかりあわ立て、砂糖を加えて固いメレンゲを作ります。
5.小麦粉とベーキングパウダーを合わせたものと、4のメレンゲを、3に半量ずつ交互に入れて全体をざっくりと混ぜます。
6.ケーキ型にオーブンシートをぴったりと敷き、5のタネを流しこみます。
7.160〜170度のオーブンで約40分焼きます。
*竹串をさしてみて、何もついてこなければOK!

●クレープ

パンケーキを薄く焼いたクレープはフランスの代表的なお菓子です。チョコレートクリームやカスタードクリーム、ラズベリーソースなどといろいろな味が楽しめるお菓子です。甘いものが苦手な方は生地の砂糖を省き、カッテージチーズやハムなどをはさんでみてはどうでしょう? ちょっとしたブランチになりますね。

☆作り方のポイント
・牛乳を2回に分けて入れることでよりなめらかな生地を作ります。
・バターは湯せんで溶かし、熱いうちに混ぜます。
・生地にバターを入れてから30分寝かします。

◎材料(12枚分)
・小麦粉……80g
・砂糖……30g
・塩……一つまみ
・卵……2個
・牛乳……200cc
・バター……30g

◎下ごしらえ
1.小麦粉、砂糖、塩を合わせてふるいます。
2.牛乳をぬるめに温めます。

◎作り方
1.ボウルに、ふるった小麦粉、砂糖、塩を入れ、中央をくぼませて卵を割りいれます。
2.1に温めた牛乳を半量入れて、あわ立て器でよくかき混ぜます。
3.残りの牛乳も入れてだまにならないようなめらかに混ぜます。
4.湯せん〈*参照 ミニ辞典〉で溶かしたバターを熱いうちに加え、こしておきます。
〈*参照 ミニ辞典……湯せん〉
鍋に熱湯を沸かしたなかに、一回り小さな鍋やボールを入れてそのなかで素材を調理する方法。
5.30分たったら、フライパンをやや強火にしてバターをひきます。4のタネを流しいれ、玉じゃくしの背で手早くうすく広げます。
6.表面が乾いたら端を竹串ではがして裏返します。
7.同様にして順次焼いていきます。お皿を温めておき、そのうえに重ねて、固くしぼった布きんをかけておくと、焼いているうちに冷めたり乾燥したりするのを防げます。

●ジンジャーケーキ

ショウガの香りがツンとさわやかな大人のケーキです。くどさがないためか、男性に好まれるケーキです。材料も作り方もいたってシンプル。気軽に作ってプレゼントしても喜ばれますね。
応用として、タネにインスタントコーヒーを大さじ1ほど混ぜると、モカジンジャーコーヒーになります。別々に作っても、またはタネを半量ずつ作ってマーブルケーキのようにしてもおしゃれです。シンプルなだけに、作る人のアイデアが生きるデザートですね。

☆作り方のポイント
・卵黄と砂糖を合わせたら、白くマヨネーズ状になるまでしっかり泡立てます。
・卵白と砂糖(メレンゲ)も、角がたつほどしっかりとあわ立てることが、ふんわりとした生地を作るコツです。
・粉類を入れたら、さっくりと混ぜるだけです。

◎材料(直径18cmのリング型1個分)
・薄力粉……80g
・砂糖……90g
・卵……3個
・無塩バター……30g
・ショウガの絞り汁……小さじ2

・バター、小麦粉……型にふる分適宜

◎下ごしらえ
1.型の内側にバターを塗り、小麦粉を全体にまぶして余分な粉をはたいて落とします。
2.卵を黄身と卵白に分けます。
3.ショウガをすりおろします。
4.バターは湯せん〈*参照 ミニ辞典〉にかけて溶かします。
〈*参照 ミニ辞典……湯せん〉
鍋に熱湯を沸かしたなかに、一回り小さな鍋やボウルを入れてそのなかで素材を調理する方法。
◎作り方
1.卵黄と砂糖の2/3量を入れ、50〜60度の湯せんにかけて白っぽくなるまで泡立てたら湯せんを外し、さらによくあわ立てます。
2.別のボウルに卵白を入れてとろりとする程度まであわ立てたら、残りの砂糖を入れて角がぴんと立つまでしっかりとあわ立てます(メレンゲ)。
3.1に2を入れて混ぜ、ショウガ汁とふるった小麦粉を入れてさっくりと混ぜます。最後に溶かしたバターを回しいれて混ぜます。
4.型に3のタネを流し入れ、170度のオーブンの中段で約25分焼きます。
5.焼けたら型から出して冷まします。
*お好きなお飲み物といっしょに召し上がれ!

●オーツスナップ

しょうがの香りがさわやかな、オートミールのサクサクビスケット。焼き上がりをめん棒にのせてカールさせた、おしゃれで軽い口当たりのお菓子です。

☆作り方のポイント
・バターは、湯せんにかけとろりとするように溶かします。
・オートミールは一度にざっと入れてしまうようにします。
・タネは、天板のうえに間隔を広げておきます。焼いているうち広がり、おせんべいのようになります。

◎材料(約40枚分)
・オートミール……25g
・バター……50g
・砂糖……50g
・薄力粉……10g
・ベーキングパウダー……小さじ1/2
・牛乳……小さじ1
・しょうがの絞り汁……小さじ1

・サラダ油、小麦粉……適宜

◎作り方
1.バターを大きめのボールに入れ、湯せん〈*参照 ミニ辞典〉にしてとろりとするまで溶かします。
〈*参照 ミニ辞典 ……湯せん〉
鍋に熱湯を沸かしたなかに、一回り小さな鍋やボールを入れてそのなかで素材を調理する方法。
2.1を湯せんから外し、砂糖、ショウガ汁、牛乳を加えてよく混ぜたあと、小麦粉とベーキングパウダーを加えます。
3.2にオートミールを入れ、よく混ぜ合わせます。
4.天板にサラダ油を薄く塗り、小麦粉を均一にふって余分な粉ははたいて落とします。
5.4の天板の上に3のタネを、小さじに1ずつぐらいを5〜6cm間隔で落とし入れ、200度のオーブンで焼きます。
6.タネがプツプツと音を立てながら、溶けるようにして広がっていきます。こんがりと焼き色がつくまで焼きます(3〜4分目安)。
7.天板をオーブンから出し、粗熱をとってからまだ柔らかいうちにめん棒などにのせて自然なカールを作ります。
*完全に冷めると美しいカールができます。

●ポテトとチーズのスフレ

焼きたてのふんわりした口当たりがおいしいスフレ。難しそうに思われますが、材料も作り方もいたってシンプル。ベースとなるクリームなどに卵黄を混ぜ、しっかりあわ立てたメレンゲを加えて焼くだけです。
「ポテトとチーズのスフレ」は、ジャガイモをベースにした、チーズの香りが高いスフレです。ブランチや受験生のお夜食にいかがでしょう。身体がホクホク温まります。

☆作り方のポイント
・チーズは、グリエールチーズがお勧めですが、カッテージチーズやクリームチーズでもおいしくできます。

◎材料(4人分)
・ジャガイモ……3個
・卵……3個
・チーズ……60g
・牛乳……2/3カップ
・バター……40g
・塩……少々
・ナツメグ……少々

・粉チーズ……少々

◎下ごしらえ
・ジャガイモは1cmの厚さの半月切りにして水にさらしたあと、柔らかくなるまでゆでて水をきり、裏ごしします。

◎作り方
1.牛乳にバター、塩、ナツメグを加えてゆっくりと温めます。
2.1に、裏ごしたジャガイモを入れ、次に卵黄を入れてよく混ぜ、さらにチーズを加えてなめらかにし、よく冷まします。
3.別のボウルに卵白と塩少々を加え、ピンと角がたつくらいまで固く泡立て、2とあわせ、さっくりと混ぜます。
4.スフレ型にバター(分量外)を塗り、2/3の高さまで3を流しいれ、粉チーズをふって、200度に熱したオーブンで20〜30度焼きます。
*オーブントースターを用いるときはアルミホイルをかぶせて時間を少なくします。

スフレはオーブンから出して時間がたつとしぼんでしまいます。熱々をタイミングよくいただきましょう。

●オレンジスフレ

ふわっとした泡のような口当たりがおいしいスフレ。「スフレ」はフランス語で「吹く」を意味します。ふっと吹いたらとんでしまいそうなふわふわ感が魅力です。天火から出したとたんにしぼんでしまうので、食べるタイミングが大切。テーブルをセットし、焼き上がりをわくわくしながら待ちましょう。
オレンジの皮をそのまま器に使いました。香り豊かなスフレをお楽しみください。

☆作り方のポイント
・オレンジの果肉を取り出すときに、底に少し果肉を残しましょう。温かいオレンジがよりいっそう香りを引き立たせます。
・オレンジの底を少し平らに切るとすわりがよくなります。
・牛乳は温めることで卵黄と馴染みやすくなります。
・スフレは時間が勝負です。タネができたらすぐにオレンジの皮のカップにつめて焼きます。食べるときも、泡がしぼんでしまわないうちに食べましょう!

◎材料(8人分)
・オレンジ……8個

*スフレ種
・卵……2個
・砂糖……小さじ2
・薄力粉……大さじ1
・牛乳……3/4カップ

◎下ごしらえ
1.オレンジは上1/4あたりで切り離し、カップにするほうの下の果肉をくり抜きます。このとき果肉を1/3ほど残しておきます。くり抜いた果肉は汁を絞り、鍋で180ccになるまで煮詰めて冷ましておきます。
2.卵を卵黄と卵白に分けます。
3.牛乳は60度程度に温めます。

◎作り方
1.ボウルに卵黄と砂糖小さじ1を入れてよくすり混ぜ、小麦粉を加え、さらに温めた牛乳を順に混ぜてよく混ぜます。
2.1を弱火にかけてとろりとするまで煮て火からおろし、煮詰めたオレンジの汁を加えます。
3.別のボウルで卵白をしっかりと泡立て、残りの砂糖小さじ1を加えて混ぜます(メレンゲ)。
4.2に3のメレンゲを2回にわけてさっくり混ぜます。
5.4をオレンジのカップに入れて、200度のオーブンで約20分焼きます。
*切り離したオレンジの上部分を添えて召し上がれ!

●サツマイモとリンゴの重ね焼き

手作りならではの素朴なデザートです。秋、サツマイモとリンゴの収穫期にたっぷり食べたいお菓子です。リンゴもサツマイモも繊維がたっぷり! 便秘がちな方にはうってつけの食材です。ダイエット中の方は、お砂糖を控えめにし、サツマイモとリンゴの自然の甘さを生かしても、充分、おいしく召し上がっていただけます。お子様から、おじいちゃん、おばあちゃんまで、家族みんなでどうぞ!

☆作り方のポイント
・リンゴは果皮に張りあがり、実が引き締まったものがおいしいです。
・サツマイモは水につけてアクを抜いて使います。
・レモン汁は、リンゴの変色を防ぎ、仕上がりをさわやかにします。
・ふたをして弱火でじっくりと蒸し焼きにします。

◎材料(4人分)
・サツマイモ……1本
・リンゴ……1個
・レモン汁……大さじ4
・無塩バター……小さじ3
・砂糖……大さじ4
・シナモン……少々

◎下ごしらえ
・サツマイモは、皮つきのままよく洗い、厚さ3mmの半月切りにし、水につけてアクを抜いたあと、水気をきっておきます。
・リンゴは皮と芯を除いて厚さ4mmのいちょう切りにし、レモン汁をふります。

◎作り方
1.鍋の底にバターを薄くぬり、リンゴ、サツマイモ、砂糖、バターの順に入れて材料の高さの2/3まで水を入れます。
2.ふたをして弱火でコトコトと20分煮ます。
3.器に盛ってシナモンをふり、召し上がれ!

●アイスクリーム レシピ

手作りのアイスクリームならお子さんにも安心です。基本のレシピをマスターしたら、インスタントコーヒーを加えてモカ味に、ラム酒に浸したレーズンを加えてラムレーズンに! などなど、素敵にアレンジしてください。

☆作り方のポイント 
・粉ゼラチンを白ワイン(粉ゼラチンの3倍量)でしとらせると、大人向けのおしゃれな風味になります。
・牛乳は温めたものを使いますが、ゆっくりとかき混ぜながら温めます。卵黄と混ざりやすくなります。
・卵黄は一度固まってしまうともとに戻せません。中火で、絶えずかき混ぜながらとろりとさせます。煮かたが足りないと卵黄臭さが残ってしまいます。
・生クリームを加えてよくかき混ぜ、冷やしてからまた取り出してかき混ぜます。よくかき混ぜて空気を多く含ませるほどふんわりした口当たりになります。

◎材料(500ml分……5人分)
・粉ゼラチン……小さじ1
・水……大さじ1(粉ゼラチンの3倍量)

・牛乳……200cc
・生クリーム……200cc(牛乳と生クリームは同量)
・卵黄……3個
・砂糖……80g
・バニラエッセンス……4~5滴

・ミントの葉……飾り用

◎下ごしらえ
1.ゼラチンを分量の水でしとらせます。
2.牛乳をゆっくりと温めます。

◎作り方
1.卵黄と砂糖をよくすり混ぜ、温めた牛乳を少しずつ加えてよく混ぜます。
2.1を中火にかけ、絶えずかき混ぜながらとろりとするまで煮ます。
3.2を火からおろし、ゼラチンを加えて余熱で溶かします。
4.3をこしきでこして、バニラエッセンスを加え、冷凍庫で冷やします。
5.4がとろりとするほどまでに冷えたら、取り出してかき混ぜ、8分立てにした生クリームを加えてよく混ぜます。
6.5を冷凍庫で約1時間冷やしたら、取り出し、空気を含ませるようにしてかき混ぜ、再び冷凍室へ……これを何回か繰り返します。

*ふんわり固まったら器に盛りだして召し上がれ!
モカ味にするときは、牛乳の一部でインスタントコーヒーを溶かし、レシピの4(バニラエッセンスを加えたあと)に加えます。

●ハニーケーキ

たっぷりのはちみつに、くるみの香ばしさとレーズンの香りが高い芳醇なケーキです。切り分けてひとつひとつラッピングすればすてきなプレゼントになります。はちみついっぱいの栄養満点なケーキを是非、手作りしましょう!

☆作り方のポイント
・レーズンはお湯でさっと洗うか、ラム酒にしばらくつけておくとしなやかになります。
・クルミの代わりに、アーモンドやペカンナッツなどにしてもおいしい! ゴマもgood! 軽くオーブンでローストしてから用いると、香ばしいです。
・クルミを刻むときに、下に紙を敷いて切るとあとで扱いが楽です。
・オーブントースターを用いるときはアルミホイルをかぶせて時間を少なくします。
・角型がなくても大丈夫! 25cm四方の箱型になるように2枚重ねた紙の4隅をホッチキスで留めて作ればいいですよ。


◎材料(25cm×25cmの天パン1枚分)
・バター……100g
・砂糖……80g
・はちみつ……100g
・牛乳……50cc
・重曹……小さじ2/3
・ベーキングパウダー……小さじ1
・レーズン(アンズなどもOK!)……80g
・クルミ……80g
・小麦粉……200g
・シナモン……小さじ2/3
・ジンジャー……小さじ1/2

◎下ごしらえ
・レーズン……お湯で洗うか、しばらくラム酒につけて柔らかくします。
・クルミ……粗く刻みます。
・小麦粉、シナモン、ジンジャー……合わせてふるいにかけます。

◎作り方
1.バターをクリーム状に練り、砂糖を2〜3回に分けて加え、あわ立てるようにしてよく混ぜます。
2.卵を溶きほぐし、1に少しずつ加え、はちみつも加えます。
3.牛乳に重曹を入れてとかし、まず半分の量を2に加えて混ぜます。
4.3に刻んだレーズンとクルミを加えて全体を混ぜ、粉類(小麦粉、シナモン、ジンジャーを合わせたもの)の半量を混ぜます。
5.4に残りの牛乳、さらに残りの粉類を順に入れ、全体を混ぜます。
6.天板にオーブンシートを敷き、5のタネをぴったり流し込み表面をならします。
7.160〜170度のオーブン(中段)で約30分焼きます。
8.完全に冷めてから、シートごと型から取り出し、切り分けます。

●ヨーグルト入りブラマンジェ

ブラマンジェは、フランス語で「白い食べ物」という意味です。砂糖を加えたコーンスターチを牛乳で溶き延ばしながら煮詰めて冷やし固めるのが本来の作り方……でも、ゼラチンの助けを借りてもっと簡単に作りましょう。ヨーグルトを入れてさっぱり仕上げましょう。アーモンドエッセンスの香りがポイントです。

☆作り方のポイント
・牛乳は煮立たせないことが大切。
・レシピでは甘みを控えています。甘みが足りないときには、ソースで調節しましょう。生のフルーツを回りに飾ったり、中に混ぜでもいいですね。
・ゼラチンをしとらせる水を白ワインにかえると、ぐんと大人っぽいデザートに!

◎材料(4人分)
・粉ゼラチン……小さじ11/2
・水(または白ワイン)……大さじ11/2
・牛乳……カップ1
・砂糖……大さじ41/2
・プレーンヨーグルト……カップ1
・アーモンドエッセンス……少々

*ソース
・イチゴ……大さじ1
・水……大さじ1
・ラム酒……少々

◎作り方
1.分量の水(または白)ワインで粉ゼラチンをしとらせます。
2.鍋に牛乳と、1のゼラチンを入れて煮溶かします。牛乳を煮立たせないように注意します。
3.2をこし器でこし、あら熱をとります。
4.3にヨーグルト、アーモンドエッセンスを加え、均一になるように混ぜながら冷やします。
5.とろりとしてきたら、水でぬらした型に流し入れ、冷蔵庫で冷やし固めます。
6.ソースを作ります。鍋にイチゴジャムと水、酒を入れて煮ながら延ばします。甘みを強くしたい方は砂糖を加えます。

*5を型から出して、ソースを添えていただきます。

●みたらし団子

甘辛いタレがおいしいみたらし団子を手作りしましょう。
現在ではすっかりおなじみのこの団子、京都の加茂みたらし茶屋が発祥です。京都の下鴨神社境内の御手洗池(みたらしのいけ)の水泡を模して作られたのだそうです。
びっくりするくらい簡単に手づくりできます。上新粉だけでは堅くなりがちなので、白玉粉を加えるところがおいしさの秘訣です!

☆作り方のポイント
・上新粉に白玉粉を混ぜることで、お団子が固くなるのを防ぎます。
・上新粉には熱湯を用いることで、早く糊化し、まとめやすくなると共に、白玉粉とも交わりやすくなります。

◎材料(4人分……8串)
・上新粉……200g
・熱湯……1カップ弱
・白玉粉……30g(上新粉の15パーセントが目安)
・水……大さじ2

*タレ
・砂糖……大さじ6
・水……大さじ4
・しょうゆ……大さじ2
・片栗粉……小さじ2

◎作り方
1.ボウルに上新粉を入れ、熱湯を加えて箸を使ってかき混ぜます。
2.1に、分量の水で溶いた白玉粉を加え、手でこねてまとめます。
3.蒸し器にぬれ布きんを敷き、2を4つにちぎって並べ、15〜20分蒸します。
4.3が蒸しあがったら、ひとつにまとめ、水に少しつけてあら熱をとります。
5.4を小さく丸めて3個ずつ串に刺します。
6.熱した網の上で表面に少し焼きめをつけます。
7.タレの材料を合わせて弱火にかけ、とろりとするまで煮詰めます。
8.6にタレをたっぷりからめて召し上がれ!

●焼きリンゴ

甘いものが苦手な方も、おいしく食べていただける、甘さ控えめのデザートです。出来立ての熱々を召し上がってもいいですし、冷やして生クリームで飾ってもおしゃれですね。フリージング可能です。リンゴがたくさん手に入ったときにまとめて作ってみてはどうでしょう。

☆作り方のポイント
・リンゴの種類や糖度によって砂糖の量を加減します。控えめにしておいて、あとでアプリコットソースをかけるなど、食べるときに調節してはどうでしょう。
・リンゴの形が崩れるくらい、しっかりと焼いたほうがおいしいです。
・レシピでは、大人向けにワインを用いています。お子様にはワインの量を控えてあげてください。

◎材料(4個分)
・リンゴ……4個
・砂糖……大さじ4(お好みで調節)
・バター……大さじ2
・シナモン……少々
・白ワイン……1/2カップ
・熱湯……1/2カップ

*ホイップクリーム、アプリコットソース(お好み)

◎作り方
1.リンゴをよく洗い、芯を真ん中あたりまでくり抜きます。包丁で皮目に縦に4本浅い切込みを入れます。
2.1の芯をくり抜いたところに、砂糖を小さじ2、バター大さじ1/2ずつつめて、シナモンをふります。同様に4個作ります。
3.耐熱容器にリンゴを並べ、白ワインと熱湯をそそいで、ふたをします。
4.300℃のオーブンで約30分蒸し焼きにします。
5.ときどき煮汁をスプーンでかけながらさらに5〜10分、焼いてできあがり!
*あら熱が取れたら、ホイップクリームやアプリコットソースを飾ると、おしゃれなデザートになりますね。

●じゃがいもプディング

ジャガイモだって、おしゃれなお菓子に変身します。砂糖を加えていないので、甘いものが苦手なお父さんに是非、おすすめです。あわ立てた卵白がしっかりと空気を包み込み、ふんわりなめらかな口当たりです。

☆作り方のポイント
・ジャガイモは熱いうちに裏ごしすることが大切です。
・バターを加えてよく練ることで口当たりがよりなめらかになります。

◎材料(タルトレット型6個分)
・ジャガイモ……400g
・無塩バター……50g
・生クリーム……大さじ2
・塩……少々
・小麦粉……大さじ1
・卵……1個
・シナモン、ナツメグ……少々

◎下ごしらえ
・ジャガイモ……皮をむいて適当に切り、塩少々を加えてゆで、熱いうちに裏ごします。
・卵……白身と黄身にわけます。

◎作り方
1.裏ごししたジャガイモに、バター、塩、小麦粉を加えて火にかけ、なめらかになるまでよく練ります。
2.1がペースト状になったら火からおろし、卵黄、シナモン、ナツメグを加えてさらに混ぜます。
3.卵白をあわ立て、2に混ぜます。
4.3の生地を1cmぐらいの星口金をつけたしぼり袋に入れ、紙ケースを入れたタルトレット型にしぼり出します。
5.180℃に熱したオーブンで、こんがりと焼き色がつくまで焼いてできあがり!

熱々の出来立てもおいしいですし、冷やしてもおいしくいただけます。
*同様の作り方で、サツマイモやカボチャでもプディングを作ってみてはいかがでしょう。

●オレンジ・マーマレード

オレンジや夏みかん、グレープフルーツなどのかんきつ類でつくるジャムをマーマレードといいます。果皮の苦みが独特の風味をうみます。韓国では、ゆでのマーマレードを湯や水で割り、「柚子茶」として飲用します。電子レンジでつくれます。基本のレシピをマスターしたら、柚子なども是非、チャレンジしてください。

☆作り方のポイント
・電子レンジで加熱したオレンジの皮は、流し水でよくさらすことが大切。
・オレンジの皮からそぎとった白い部分と、汁を絞ったあとの袋からペクチ
液を作ります。

◎材料(1回の適量)
・オレンジの皮……オレンジ2個分
・オレンジの絞り汁……カップ1/2(絞ったあとの果肉の袋はとっておきます)
・砂糖……120g

◎作り方
1.オレンジの皮は、白い部分をナイフでそぎとり、薄切りにして水洗いします。
2.深めの容器に1を入れ、たっぷりかぶるほどの水を加えて電子レンジで3分加熱します。
3.2をざるにとり、水をはったボウルにざるごと入れて、流し水で10分ほどさらします。
4.3の水気をよく切り、深めの耐熱容器に入れ、オレンジの絞り汁、砂糖を加え、よく混ぜます。
5.1でそぎとった皮の白い部分と、汁を絞ったあとの果肉の袋に水カップ2/3を加えて電子レンジで3分加熱し、ペクチン液を作ります。
6.4のうえに5のペクチン液をふりかけ、ふたなしで電子レンジで10分加熱し、いったん取り出して全体をかき混ぜ、さらに8分加熱して完成です。

●イチゴのムース

砂糖を加えずに、イチゴの甘みだけを生かして作る大人のデザートです。甘いものが苦手な方でもおいしく召し上がっていただけるでしょう。ワインの香りがおしゃれなムースです。

☆作り方のポイント 
・イチゴはきれいに洗ってから水気をよくきり、へたを取ります。へたをとってから洗うと、水っぽくなってしまいます。
・ゼラチンをワインでしとらせます。ゼラチンをしとらせるときに水ではなくワインを用いることで風味が増します。あとでワインを加えようとするとタネが柔らかくなりすぎてしまいます。
・ゼリー型は水でぬらしておくと、あとで取り出しやすいです。


◎材料(ゼリー型4個分)
・イチゴ……200g
・レモン汁……少々
・粉ゼラチン……大さじ1/2
・白ワイン……11/2
・生クリーム……100cc
・ペパーミントの葉……適宜

◎作り方
1.イチゴはきれいに洗ってから水気をよくきり、へたを取ります。
2.1をミキサーにかけ、レモン汁を加えます。
3.粉ゼラチンは白ワインでふやかし、湯せん〈*参照 ミニ辞典〉にかけながら溶かします。
〈*参照 ミニ辞典……湯せん〉
鍋で熱湯を沸かしたなかに、一回り小さな鍋やボールを入れてそのなかで素材を調理する方法。
4.生クリームは6分どおり泡立てます。
5.2のイチゴに3のゼラチンを混ぜ、4のクリームを2回にわけて加え、さっくりと混ぜます。
6.ゼリー型をぬらし、5を流し入れて冷やし固めます。
*型から出して、ミントの葉を飾り、召し上がれ!

●イチゴジャム<

イチゴの季節になったら、是非、ご自宅でイチゴジャムを作ってみてください。甘酸っぱいイチゴの香りに家中が包まれながら、鍋でグツグツ煮るのもいいのですが、吹きこぼれたり焦げたり……と大変です。
電子レンジならキッチンを汚すことなく簡単にできます。手作りジャムでいただく朝のトーストは最高ですよ!アイスクリームやクレープに添えてもいいですね。

☆作り方のポイント 
・イチゴはきれいに洗ってから水気をよくきり、へたを取ります。へたをとってから洗うと、水っぽくなってしまいます。
・電子レンジ調理では、加熱むらを防ぐために、一度に加熱せず、途中で全体をかき混ぜます。その際にアクを取り除くと仕上がりがすっきりします。

◎材料(1回の適量)
・イチゴ……200g
・砂糖……150g
・レモン汁……大さじ1

◎作り方
1.イチゴをきれいに洗い、水気をとってからへたをとります。
2.深めの耐熱容器に1のイチゴと砂糖、レモン汁を入れて、ふたをしないで電子レンジで約10分加熱します。
3.いったん取り出し、アクをとり、全体をかき混ぜます。
4.再び電子レンジで約8分加熱して出来上がり!
*出来上がったジャムは、熱湯消毒したビンにつめて保存しましょう。

◇応用
ブドウジャム
◎材料
・ぶどう……200g
・砂糖……100g
・レモン……1/2個分
◎作り方
1.深めの耐熱容器にぶどうと砂糖、レモン汁を入れて電子レンジで10分加熱します。
2.1を裏ごししてから、鍋に移し、10分ほど煮詰めます。

●草もち

春、ぽかぽか陽気のなか、野辺をのんびりお散歩するのは楽しいですよね。つくし、わらび、タンポポ、そして蓬……足元に芽吹く小さな春を食卓に登場させてみてはどうでしょう。

☆作り方のポイント 
・蓬はアクがあるので、湯がいて水にさらし、アクを抜きます。
・上新粉に白玉粉を混ぜることで、餅が固くなるのを防ぎます。
・上新粉は熱湯を加えることで早く糊化してこねやすくなります。

◎材料(4〜5人分)
・蓬……50g
・上新粉……200g
・熱湯……1カップ弱

・白玉粉……30g(上新粉の15パーセントが目安)
・水……大さじ2

・あんこ(お好みで、こしあん、粒あん)……300g


◎下ごしらえ
・蓬……堅い部分を除きます。たっぷりの熱湯でゆで、水にさらしてアクを除いたら、しぼって水気をしっかり除き、細かく刻んですり鉢でよくすりつぶします。

◎作り方
1.ボウルに上新粉を入れ、熱湯を加えて箸を使ってかき混ぜます。
2.1に、分量の水で溶いた白玉粉を加え、手でこねてまとめます。
3.蒸し器にぬれ布きんを敷き、2を4つにちぎって並べ、15〜20分蒸します。
4.3が蒸しあがったら、ひとつにまとめ、水に少しつけてあら熱をとります。
5.4の水気をふき、すりつぶした蓬を加えて全体に均一になるように混ぜます。
6.5を小さく丸めて串に刺し、あんこをたっぷり添えていただきます。
*丸く薄くのばして、なかにあんこを入れて包んでもいいですね。おいしい日本茶といっしょに召し上がれ!

●ピーチシャーベット

のどごしさわやかなピーチシャーベットを、缶詰の桃を利用して作ります。こってりとした食事のあとのデザートにピッタリですね。火を使わないのでお子さんでも簡単にできます。

☆作り方のポイント 
・みぞれ状に固まったタネをよくかき混ぜ、空気をたくさん含ませるのがふんわり感を出すためのコツです。
・ふんわりなめらかな口当たりの秘訣は、イタリアンメレンゲ〈*参照 ミニ辞典〉。ムースなどにも応用可能ですのでしっかりマスターしましょう。

◎材料(4人分)
・白桃(缶詰)……300g
・砂糖……10g
・レモン汁……1/2個分
・水……カップ1

*イタリアンメレンゲ〈*参照 ミニ辞典〉
・卵白……1個分
・グラニュー糖……30g
・水……30g

・ホワイトキュラソー(あれば)……大さじ2
・ミントの葉……適宜

〈*参照 ミニ辞典……イタリアンメレンゲ〉
卵白をあわ立てて砂糖を加えたものを「メレンゲ」といいます。ムースやシャーベットのように、タネにメレンゲを加えたあとに火を通さないものの場合、せっかくふんわりとあわ立てた気泡がつぶれてしまうことがあります。そのため、熱いシロップを使って卵白に火を通し、ふんわり感を保たせるための独特の工夫をして作ったメレンゲを、「イタリアンメレンゲ」といいます。

◎作り方
1.白桃、砂糖、水、レモン汁をいっしょにミキサーにかけます。
2.1にホワイトキュラソーを加え、容器に流しこんで冷凍庫に入れます。
3.2がみぞれ状になったら冷凍庫から取り出し、空気を含ませるように全体をフォークなどでよくかき混ぜ、再び冷凍庫に戻します。これを30分ごとに4〜5回繰り返します。
4.イタリアンメレンゲを作ります:
◎イタリアンメレンゲの作り方
A.卵白をあわ立て、砂糖を加えてさらにツノがたつほど硬く泡立てます(メレンゲ)。
B.鍋にグラニュー糖と水を入れて中火にかけ、かき混ぜずに、色づかずに糸を引く程度まで煮詰めます。
C.「A.」のメレンゲに「B.」のシロップを少しずつ加えて泡だて器で手早くかき混ぜます。これがイタリアンメレンゲです!
5.3に4のイタリアンメレンゲを加え、全体に混ぜ合わせ、再び冷凍庫で冷やし固めます。

*器に盛り、ミントの葉を飾って出来上がり!

●タルトタタン

リンゴがカラメル色に焦げた不思議なアップルパイ。その昔、タタン姉妹がアップルパイを焼こうとしてうっかりパイ生地を敷くのを忘れてしまいました。慌てた彼女たち、大急ぎでリンゴの上にパイ生地をのせて焼いたのです! すると?底の砂糖が香ばしく焦げて不思議な、おいしいお菓子になったのです!
焦がしたグラニュー糖が何とも素朴なパイです。レシピでは、市販のパイ生地を使って気軽に作りましょう!

☆作り方のポイント 
・リンゴは酸味の強い紅玉が合います。酸味が足りない場合には、レモン汁でおぎなってはどうでしょう。
・リンゴは焼き色がつくくらいまでじっくりバター焼きにすると甘みが増します。強火で水分をしっかり飛ばしてしまうことがコツ!

◎材料(直径24cmの丸型1個分)
・リンゴ……4個
・レモン汁……1/4個分
・無塩バター……大さじ21/2
・グラニュー糖……100g
・パイ生地……1枚
・ブランデー……大さじ1

◎作り方
1.リンゴは8等分に切って芯を取り除き、レモン汁をふります。
2.フライパンにバターの1/2量を広げ、グラニュー糖の1/2量を全体にふりかけ、ぐつぐつ煮立ってきたら、リンゴを入れて強火で炒め、ブランデーをふります。
3.焼き型に、2のリンゴを放射状にきっちりと並べ、フライパンに残った煮汁も注ぎます。
4.3の上に残りのバターをところどころちぎって並べ、グラニューの残りもふって、150度のオーブンで40分焼きます。
5.4が焼け、粗熱が取れたら、上からパイ生地をかぶせ、フォークでところどころつついて穴をあけ、200度のオーブンで20分強焼きます。
6.5が焼けたら、仕上げにもう一度、型ごと直火にかけ、底に溶けた砂糖液を焦がします。
7.盛り付けは、型のうえに一回り大きな平皿をかぶせて引っくり返します。
*大丈夫かな?と心配になるほど、焼いて、焦がして、また焼いて……と、実にワイルドな手作り感満喫のパイです。

●ベイクドチーズケーキ

クリームチーズとサワークリームでさわやかなチーズケーキを焼きましょう。
材料を混ぜて焼くだけ! 意外に簡単ですよ。
サワークリームは、生クリームに乳酸菌を加えて発酵させた、ペースト状のクリームです。さわやかな酸味とこってりとしたコクが特長。ビーフストロガノフなどの煮込み料理に添えられることもあります。

☆作り方のポイント 
・サワークリームがない場合は、生クリームで代用OK!その場合は、薄力粉を入れる直前に混ぜます。
・レモン汁に、レモンの皮のすりおろしを加えるとよりさわやかに。
・型は、底が抜けるタイプが扱いやすいでしょう。型がなくても、アルミケースでも大丈夫です。
・型の底と側面にビスケットとバターを加えて練り混ぜたものを敷いてもいいですね。
・完全に冷めてから型から取り出します。
・オーブントースターを用いるときは、焦げやすいのでアルミホイルをかぶせて20分弱焼きます。


◎材料(1回の適量)
・クリームチーズ……250g
・サワークリーム……200ml(無い場合は生クリームでもOK!)
・グラニュー糖……80g
・卵……2個
・レモン汁……大さじ2
・薄力粉……大さじ2
・型用バター……適宜

◎下ごしらえ
・クリームチーズ……室温に戻します。
*電子レンジで1分加熱してもOK!
・薄力粉をふるいます。
・卵をよく溶きほぐします。
・レモン汁を絞ります。
・型の底と側面に薄くバターを塗り、オーブンシートを敷きます。

◎作り方
1.ボウルにクリームチーズとサワークリームを入れて木べらで混ぜます。
2.なめらかになったら泡だて器でクリーム状によく練ります。
3.2にグラニュー糖を入れてよくすり混ぜます。
4.卵を少しずつ加えてさらによく混ぜます。
5.マヨネーズよりもゆるめになったら、レモン汁と薄力粉を混ぜ合わせます。
6.生地を型に流しいれ、180度に温めオーブンで40分焼きます。
7.完全に冷めてから型から取り出します。

●レアチーズケーキ

・クリームチーズは溶かさずに柔らかく。
湯せんにして柔らかく練ります。よく練れていないと舌触りが悪くなります。しかし、クリームチーズを溶かしてしまうと、中に空気が含まれず、軽さが消えてしまいます。湯せんの温度が大切です。
・ゼラチンをワインでしとらせます。
ゼラチンをしとらせるときに水ではなくワインを用いることで風味が増します。あとでワインを加えようとするとタネが柔らかくなりすぎてしまいます。
・卵黄と砂糖は湯せんにして、するようによく混ぜます。
砂糖を加えることで卵黄のたんぱく質が固まるのを防ぎ、なめらかな舌ざわりになります。
・卵黄に砂糖を加えたら、すぐに混ぜます。
卵黄の水分を砂糖が吸収し、がちがちに固まってしまいます。
・クリームチーズと卵黄を混ぜるときは、クリームチーズに卵黄を少しずつ加えて馴染ませていくようにしたほうが混じりやすいです(クリームチーズのほうが粘り気が強いため)。
・型にラップを敷くと、取り出すときに便利です。
・パート台には、ソーダクラッカーが最適。
甘みのないソーダクラッカーは、チーズの味をそこなわないことからチーズケーキの底や側面などに用いるパート台に最適です。
・ソーダクラッカーにアプリコットジャムを塗ると、タネと馴染みやすく風味がまします。

◎材料(1回適量……8〜10人分)
*チーズケーキのタネ
・卵黄……2個
・砂糖……カップ1/3強
・クリームチーズ……250g
・粉ゼラチン……大さじ1/3
・白ワイン……大さじ4
・生クリーム……カップ1
・レモン汁……大さじ2
・オレンジキュラソー〈*参照 ミニ辞典〉……小さじ1(あれば)

・ソーダクラッカー……約10枚
・アプリコットジャム……適量

〈*参照 ミニ辞典……オレンジキュラソー〉
ブランデーなどにオレンジの皮の香りと、糖分を加えたお酒の一種。オレンジのリキュールですが、果皮のみを使用し、果汁や果肉は原則として用いられません。

◎下ごしらえ
1.ゼラチンはワインをふりいれしとらせます。
2.生クリームはとろりとするくらいに泡立てます。
3.クラッカーの片面にジャムを塗ります。

◎作り方
1.クリームチーズは湯せん〈*参照 ミニ辞典〉にして柔らかくクリーム状に練ります。
〈*参照 ミニ辞典……湯せん〉
鍋に熱湯を沸かしたなかに、一回り小さな鍋やボールを入れてそのなかで素材を調理する方法。

2.ボールに卵黄と砂糖を入れ、湯せんにしてぽってりするまで泡立てます。
3.2に、ワインでしとらせたゼラチンを入れて溶かし混ぜ、レシピ汁とオレンジキュラソーを加えます。
4.1のクリームチーズに、3を加えてよく混ぜ、とろりとするくらいにあわ立てた生クリームも加えてさらに混ぜます。
5.ラップをしいた型に4を流し、ジャムを塗ったクラッカーを、ジャムを塗った面が下側(タネに接する側)になるようにのせて、冷やします。

*冷えたら型から出し、切り分けて器に盛ります。



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